~言語AIにより我々の労働市場はどう変わるか?~
●全体としては労働者の○○%に影響。
●XXな労働者ほど影響が大きい。一方で▽▽や■■といったスキルは比較的影響を受けにくい。
。。気になりますよね?^^
最後までご覧いただければ幸いです。
【前提】
※ この投稿はChatGPTの会社、OpenAIの方がペンシルバニア大学と執筆した2023年の論文の内容を要約したものです。
https://arxiv.org/pdf/2303.10130
※ ここでいう、「影響」というのは、AIやその周辺サービスにより、それぞれの職業の業務がどれだけ短縮されるか、という指標のようです。
つまり「影響が高い」がすなわち「職を追われる」という意味合いではありません。
※ここで紹介する「言語AI」とは、正確には「大規模言語モデル」(large language model: LLM)を指します。ChatGPTもLLMの一種ですね。
【結果】
まず、労働市場に影響を及ぼす言語AIの可能性について。
・言語AIは自然言語だけでなく、プログラミング言語やタンパク質配列、チェスのゲームなど、さまざまな形式のデータを処理・生成できる。
・さらに、最近の研究では、言語AIが検索エンジン、他の生成AIシステム、APIなどを制御する能力を持つらしい。
・ソフトウェアやデジタルツールと言語AIが組み合わさり、広範囲の経済活動に応用されていくだろう。
などなど
そして結果として以下のような影響が。
・高賃金職業(例:専門職や技術職)は、低賃金職業よりも影響を受けやすい。これは、高度なスキルや専門知識が求められる仕事が、AIによって効率化される可能性が高いためである。
ただし、ルーチン化された低賃金の仕事も、自動化の影響を受けやすい
・科学と批判的思考スキルは、現在の言語AIによって影響を受けにくい。一方、プログラミングとライティングスキルは、言語AIの影響を強く受けやすい。
・学士号、修士号、専門職の学位を持つ人々は、言語AIの影響を受けやすい。これは、高い教育水準を持つ人々の仕事が、言語AIによって補完または置換される可能性がを示唆している。
・労働者の約80%が10%の業務に影響を受け、その中でも、50%の業務に影響を受ける可能性がある労働者が約20%ほどいる。