~どっちがいい? ChatGPTとGemini の比較 (2024年12月版)~
OpenAIが12日かけて新機能を発表しているさなかに、乱入してきたGoogle先生のGemini2.0発表。
ここでは
「じゃあ結局、ChatGPTとGeminiどっちがええの?」
という点について、僕なりの考えをいくつか紹介します。
先に結論)いくつかの角度からまとめてみました。
・推論モデル→
たまに使う程度であれば無料で利用できるGemini 2.0 Flash Thinkingでもよいかも(多分ほとんどの人はこっち)?よかった回答はGoogle Driveに保存できます。が、チャット履歴の残るChatGPTの方が、僕は好きかもしれません。
・使える検索AIが欲しい。。→Geminiに課金しましょう。詳細は下記。
・全体的に、OpenAIのChatGPTの方が作りこみが丁寧で、使いやすく、かつ生成される文章の精度もわずかに高い印象。
ちょっとでもいいものを使いたい、という場合は"ChatGPT pro"に課金を。
一方で、Geminiは何しろ、無料版でもいろんな機能が使えるので、お得に済ませたい場合はGeminiを使っていくのが良いかもしれません。
以下、詳細です。
1.高度推論モデル
答え)どっちもすごい、が、料金を考えるとGeminiに軍配?
高度推論モデルについては、かなり専門性の高い質問ではじめて有用性が発揮されます。
(例:ボトックスの注射で神経終末に何が起こっているのか専門的に説明して、等。)
高度推論モデルの利用頻度が高いと、"o1"プランを擁するChatGPT一択だったように思いますが、同じくらいの精度の推論モデルがここにきてGoogle先生から「無料で」提供されることに。使用回数制限も問題にならないレベルです。
2.音声認識のクオリティ
答え)ChatGPTに軍配(Proならなおさら)
ChatGPTと話をするようにGeminiに話しかけてみたんですが、音声認識の精度が、正直良くなかったです。僕が英語で話しかければ英語として、日本語で話しかければ日本語として、瞬時に聞き取ってくれますが、Geminiではこれが難しいようでした("What time is it now?"といったら「ほったいもいじるな」と認識されるような状態が多発)。私の片言の英語の、言いたいことをくみ取ってくれる力も、ChatGPTのAdvance Voice Modeに軍配。日本語のクオリティもChatGPTが圧倒的です。
ちなみに、最近Advance Voice Modeに資格認識モードがつきました。写真の我が家のぬいぐるみをみせたら「ペンギンとシマエナガのぬいぐるみですね?シマエナガのぬいぐるみは、赤い帽子がとってもかわいいです」と、瞬時に回答。すげえ、、そして早え。。Geminiにもスマホ上でサイトにアクセスすれば同様のことが可能です。
3.スクリーン認識
答え)Gemini2.0に軍配
Geminiは立ち上げているPCのスクリーンを共有し、「このWebサイトの言っていることを解説できる?」という機能があるよう。これはChatGPTにはない機能ですね。
4.検索の巨人による検索AI
答え)Gemini圧勝。
有料版の"Gemini Advance"では、Google先生がGoogle検索して、結果をまとめて提示してくれる機能"Deep research"の提供が開始されました。作成には時間がかかるようですが、、それでも、Google先生による検索AIですよ。。?これは検索AI戦争に終止符を打ちそうなインパクトがありますね。
僕はChatGPTの検索機能だけは、どうしても精度が低くて好きになれないんですよねえ。。
5.直近の戦略
答え)ChatGPTはさらなる高みへ。Geminiは横展開へ。
OpenAIはAGIに近い上位モデル"o3"の機能を示唆。一方で、Googleは、汎用AIアシスタント"Project Astra"やWebブラウザ情報収集自動化の"Project Mariner"など、Geminiを横展開していく方向性を示しています。
詳細についてはいろんなところで解説されています
ブログでは、こちら
https://note.com/doerstokyo_kb/n/n0b0194f03df3...
Youtubeではこちら
https://youtu.be/qKJrq6UUa5s?si=bTReMLU7sdhzIIcO
が、それぞれおすすめです!