AI in Healthcareカンファレンス(by RCR)より~AI、AIっていうけど、使いこなすの意外と難しいねー!~
先日オンライン参加した、イギリスの学会、
"NHS and RCR Global AI Conference 2025 - Shaping the future of AI in healthcare: Learning from practice-"。
いくつか興味深い知見が。
できる範囲で簡単に共有していきたいと思います。
※ 内容について詳細に解説の需要あれば、オンライン勉強会、講演等ご依頼お待ちしています。
〇 時代はいまや、
「医師はAIにとってかわられる?!」
から
「AIを使わない医師はAIを使わない医師にとってかわられる?!」
を経て、
「AIを使うのが下手な医師は、AIを上手に使う医師にとってかわられる?!」
に移行しつつある状況ですねえ。。
さらにいうと
「AIはすごいけど、これをうまく活かすのって、じつは思ったより長い道のりかもよ?」
ということのようです。
1.画像診断医とAIの相性の問題
近年、医療における診断AIについて、
・AI自体のパフォーマンスは高いにもかかわらず、臨床に導入しても診断精度は良くならない。
・AI単独だと成績が良いのに、医師と共同するとかえって精度が下がる。
など、割とショッキングな報告が相次いでいます。
つまり、むやみやたらと診断AIを臨床現場に持ち込んでも、現場のためになるとも限らない。
まあ、言われてみれば何でもそうな気がしますが。
2.ではAIをどんな風に、診断現場に着地させればよいのだろう?
考えられている活用法は以下の3つ。
いずれも”AI+人間”という、漠然としたところから一歩進んでいますね。
・AI→医師:情報収集や下処理をAIに行わせて医師は推論に集中。
・医師→AI:医師が下した評価を、AIが忙しい医師に代わって患者に丁寧に説明
・AIと医師で作業分担:単純なケースはAIにやらせ、AIが迷った際に医師が介入。最終的には合議での判断も。
※ 添付図は”Lancet”に寄稿のPerspective: A Clinical Certification Pathway for Generalist Medical AI Systems. より。