~AIは、我々の暮らしをどう変えるか?~

人間とAIの関係は、どこまでものび太くんとドラえもんの関係であるはず。

今回は、そんな話です。


充実した一週間を走り抜けて、日曜日の今日。

後日成果をご報告できることを期待しつつ、今日もAIの勉強をしています。

日曜夕方には、日課の散歩に出かけます^^

さて。
今週はChatGPTの最新版”ChatGPT-4o”、そしてGoogle I/Oでの”Gemini”はじめGoogleによるAIの最新サービスの発表と、大きなイベントがありましたが。

「AIの進歩はどんなふうに私たちの暮らしを変えていくのでしょう?」

という質問をよくいただきます。

これは僕自身も、ぜひとも知りたい内容でもあると同時に、回答する側に回ると、大変難しい疑問だなと感じます。

複雑系という概念をご存知でしょうか。

例えば、ある人が社会に変化を起こすことを目的として何か行動を起こしたとします。

それに対する反応や、その反応に対するさらなる反応が続く中で、すべての出来事を予測するのは非常に困難です。

なぜなら、数多くの要素が絡み合い、相互作用し続けるためです。

新型コロナウイルスが発症した当初の予想と、その後の世の中を、思い出していただけるとわかりやすいかもしれません。

ただ、複雑系を理由に

「その質問、答えわかんないです。ごめーんね」

では芸がありませんので^^;

AIの能力から考える今後の展開について、私見を述べてみたいと思います。

AIは文章を読み込み要約するなどといった、あるところでは人よりはるかに達者ですが、

感情の理解や創造的な問題解決といったことは、まだまだ人間に適いません。

そして、AIがこれだけ発展していく以上、その可能性を利用しないという選択肢は、どんどんなくなっていく。

例えば、

AIにより、声を分析するだけでAlzheimer病リスクを解析したりなどという研究や企画がすでに行われており、医療診断の精度向上や気候変動の予測など、多くの分野で劇的な進歩と変革が予想されます。

しかし、AIが生成するデータや予測をどのように解釈し、実際の行動に移すかは、依然として人間の判断に委ねられています。

AIができないこと、苦手なことを補っていく。

AIが引き起こす社会の変化を、社会にとって最もよいかたちに整えていく。

これは人間にしかできないことです。

そして、AIのせいで、とんでもないスピードで変化していくこの社会は将来、必然的にそのような様相を呈してくるのではないかと考えます。

AIと我々人間がどのように協同し未来を創っていくか。

ひょっとすると、この問いにすら、AIが良いアイディアを提案してくれるかもしれませんが。

それでも、そのAIのアドバイスをも最大限に活用しつつ、より豊かで持続可能な未来を築くことを行うのは、必然的に人間の責任になるはずです。

「ドラえもん」の主人公は、やっぱりのび太くんなんですよね。

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